プラグインによりサポートされた "アプリケーションプロファイル" と ショートカットをベースに作成された "カスタムプロファイル" の違いについて詳しく説明していきます。
Loupedeckコントローラでアプリケーションを操作するには、プロファイルが必要です。プロファイルには、ボタン用の [アクション] とダイヤル用の [調整] が設定されており、これにより対象のアプリケーションを操作します。上記の仕組みは全てのプロファイルにおいて共通ですが、利用できるアクションの種類が、プラグインによって異なります。
プラグインによりサポートされたアプリケーションプロファイルは、特定のプラグイン(例: Photoshop 等)を利用して直接的にアプリケーションを操作します。このプロファイルには、プラグイン自体から作成されたアクションが設定されています。
ショートカットによるカスタムプロファイルは、ショートカットによる制御に対応しているアプリケーション用のプロファイルです。(注:そうです、実は全てのソフトウェアがショートカットに対応しているわけではないんです!)
(カスタムプロファイルとは?)
共通プラグインは全てのプロファイルに割り当てることのできるプラグインです。共通プラグインを使って、Spotify Premium や配信用アプリケーションなどを間接的に制御することができます。
ショートカットによる カスタムアクション や カスタム調整 (茶色の矢印) は、常にアクティブ化されたアプリケーションに送信されます。これは、ショートカットによるカスタムアクションやカスタム調整がキーボードによるインプットとして作用するからです。キーボード入力による信号は全てアクティブ化したアプリケーションに送られます。
この制限があるため、カスタムプロファイルはアプリケーションに対してネイティブ対応はできませんが、ショートカットと同じ操作が可能になります。(もちろん、キーボードよりも快適な方法で!)
※ソフトウェアによっては、アクティブなアプリケーションに指示が届く前にショートカットを捉えるように設計されたものもあり、その場合は非アクティブな状態でも操作することができます。
プラグインにサポートされた アプリケーションプロファイルは、アプリケーションを直接制御することができ、アクティブ/非アクティブに関わらず、起動さえしていれば操作が可能です。
プラグインアクションはユーザーが作成することはできず、開発元から提供されており、Loupedeck はそれらと直接統合しています。このネイティブ統合により、ショートカットに対応していない複雑なアクションでも、スムーズに操作することができるのです。
これらはAPI*機能と呼ばれ、各アプリケーションのSDK により提供されています。*=Application Programming Interfaceの略