Capture One の3つのプロファイルについて

どのバージョンでどのプロファイルを利用すれば良いのか、また3つのプロファイルはどう違うのかをご説明します。

これまでCapture One プラグインは、β版からmacOS のAppleScript用APIを利用したバージョンまで開発されてきました。そのため複数のプロファイルが利用可能となっており、それぞれのプロファイルで利用できるアクションやサポートが異なっています。

プロファイルリスト

注意! Windows 用プロファイルはAPIコマンドではなくショートカット対応により構築されています(なおショートカット対応ですが、ユーザーが編集することはできません)。macOS 用プロファイルはAppleScript用APIをベースに開発されています。

Capture One Basic

推奨されるCapture One のバージョン: 11

推奨されるCapture One とOS の言語設定: 英語

Capture One キーボードショートカットファイル: Loupedeck_beta

プラグインアクションはファイル化されたショートカットにより設計されています。Capture One のショートカットファイルは必ず "Loupedeck_beta" を使用してください。これにより、Loupedeck から送信されるショートカットとCapture One 側で設定されたショートカットを対応させることができます。

"Capture One Basic" はLoupedeck CT / Live 用に最初に開発されたβ版のプロファイルであり、このプロファイルでCapture One 上の基本的な画像の編集などが可能になります。

Capture One Extended

推奨されるCapture One のバージョン: 12 とそれ以降

推奨されるCapture One とOS の言語設定: 全て

Capture One キーボードショートカットファイル: Loupedeck_beta

Capture One プラグインは、UI の "Capture One" タブ内に全てのアクションが設定されていますが、このプロファイルはカスタムアクションとカスタム調整のみで作成されたプロファイルとなっています。そのため Capture One のショートカットリストと同期することができ、動作が対応していないショートカットも手動で設定できることができます(特にAZERTY、QWERTZキーボードを利用される方向けです)。

Capture One Extended プロファイルは、Basic プロファイルに比べてより多くの機能(例: クロップや他のツール)がカスタムアクション/調整として設定されています。

同じくLoupedeck_beta ショートカットも大幅にアップデートされましたが、互換性は保持されているため、Capture One Basic プロファイルでも利用することができます。

Capture One Default

サポートOS: macOS のみ

Capture One のバージョン: 14(Capture One 21)またはそれ以降

Capture One とOS の言語設定: 全て

Capture One キーボードショートカットファイル: Loupedeck Default

Capture One はmacOS 用のAppleスクリプトAPIの提供を開始し、Capture One 21(v.14) 以降のバージョンではAPI連携が可能となりました。これによりLoupedeck も新たにAPI対応によるCapture One プロファイルを作成することが可能になりました。

Basic プロファイルはアップデートされたCapture One プラグインに自動的に対応し引き続き動作はしますが、多くの機能が失われた状態となっています。Capture One Default プロファイルは新しい機能とレイアウトで設計されています。

注意!Loupedeck+ とLoupedeck Original はCapture One プラグインのアクション/調整を利用しており、自動的にAPIベースのコマンドに対応するため、更新の必要はありません。